さぁ、田舎暮らしを始めよう(51) 金融安定化法
今朝の報道によると、ニューヨーク株式市場では昨6日ダウ30種平均で1万ドルを割ったと、センセーショナルに活字が躍り、ここぞとばかりに評論家が、得意げに喋っていた。この3日に難産の末、米議会下院にて“金融安定化法”案が可決成立したが、この所一連のレイムダックブッシュの迷走とその内容が、大衆の評価を受けられず落第した事になる。発表された骨子を診れば、金融機関の持つ「不良資産」の判定と、買い取り価格の基準が不明で良く分からない事、場合によっては資産の目減りに繋がりかねない事、買い取りの変わりに金融機関の株式譲渡と役員等の報酬制限等金融機関に対する政府関与とか、政府が使えるのは、約7000億ドルの内約半分で後は議会の承認を必要とする事、等々であって、1990年代の日本金融危機の際の“公的資金の注入”とは違うところに、余計不安心理を掻き立てているが、厄介な事に現在では、150兆ドルの資金が全世界を駆け回っていて、日本、ヨーロッパと悪しき影響を受けているので、対岸の火事として見る事が出来なくなっているのが辛いのである。唯一の経験者である日本の最大の弱さは、かくの如き混乱時に、経験者の立場から世界をリード出来うる政治家や当局者が居ない事である。国会議員一同は、聖徳太子や明治の元勲たちの爪の垢でも飲むが良い。
| 固定リンク

コメント